子供のステアから見る理想のステアと課題
普段SNSに投稿するとついついブログが疎かになってしまってます。
40代のオッサンはステアが良くなったと思ったら肩の痛み(四十肩)から練習量が減り、ステアが不調へ→あーでもないこーでもないモードに再突入したりしてます。
それを脇目にどんどん上手くなっていく我が子。ちょうど真横からステアに向かう動画を撮ったので、コマ割りにしてステアケースの勘所と今の課題を割り出してみました。
1.利き足からの踏み込み
利き足の踵が落ちる程度には後ろよりに位置していて、ちゃんとBBの上に乗れてるようです。ここから重心を前よりに移動させていきます。
2.利き足踏み込みに合わせての前荷重
前輪プッシュというよりは単純に重心位置を前に移動させてる雰囲気です。1/4回転しきる前に次の動作を始めています。
3.逆足での漕ぎ上げ
肘が伸び切るまでハンドルを引いてます。腕の力でハンドルを引っこ抜こうとしてない良いフォーム。
すでにタイヤも上がり始めてて、ここからさらにトルクを掛け続けてステアの角までタイヤを上げていきます。
そして体はこの時点から前方向に移動させる(ハンドルを引き始めてる)ことで体が後ろに残らない動作になってます。
※オジサンはたいていここで体を後ろに残したままになる
4.タイヤをステアの角に
ほぼ狙ったとおりのステアの角へタイヤを上げてきて、この段階ですでに跳ぶ準備が出来てます。
※オジサンはここでたいてい利き足が高い状態になってて、跳べる頃には前輪が奥に入ってしまう。
足首の角度も、膝の曲がり具合も跳ぶのに良い状態。
ちなみに現在は幅広でライズのキツイハンドルを使っていて、本当はもう少し短くしたいのですが、この状態で体を前に入れやすいという本人の希望もあって、敢えて幅広状態にしてあります。
6.伸び上がり
しっかり伸び切ります。後ろ足首も返っていてちゃんと伸びてます。利き足が弱めかな…
ここでの理想は肘も伸び切る状態なのですが、残念ながら身長の低さが…orz
ステムもこれ以上短くできないし、早く成長してくれることを祈るのみ。
ここで肘も伸ばしきれると、この次の動作でハンドルを引き上げる際の力の入れやすさに繋がるんですけどね。
7.上がってくるリアタイヤの邪魔をしない
あとは伸び上がりで得られたリアタイヤの上昇を邪魔しないように、ハンドルを押し出しつつ膝を畳んであげます。
が、この辺りが少し弱点か。利き足が畳みきれずに動きを邪魔してます。というよりペダル着きの癖が付いてしまってるのかも。BIUルールであればペダル着いてもOKなので、ペダルを置きやすい状態にしてるのかもですね。とはいえUCIルールの試合となればちゃんとペダル無しを意識できるので、成長途中ではガード・ペダルを駆使する乗り方も上達に繋がりそうです。
そしてこのステアの前は石ゴロゴロの上り傾斜なので助走スピードが出せていないこともあり、このタイミングでハンドルを突き出して自転車を送ろうとすると後ろ方向に持っていかれるので、肘も伸び切るまで伸ばせてないです。
とはいえ前輪が前の角を捉えているので、そこをきっかけにホップして上がります。
体が小さい分、それを補うための体の動かし方としてはキレイに出来ているようなので、大きく成長してくれることを祈る毎日です。